わが社では3日間、インターン生を招いて職業体験を行っています。
ぼくは技術実習を担当しました。
どのような作業かというと工具を使ったビスを打ちをしたり簡単な配管接続を実際にやってもらうというもの。
ぼくたちにとっては当たり前の作業となりますが最初はなかなかコツを掴めない学生もいて苦労しながらも作業をすすめていました。
彼らが苦労をして行ってきた作業。
かつてのぼくも十数年前は苦労しながらその技術を身につけてきました。
器用とはお世辞にも言われないぼくですが、今では当たり前のようにして行える技術となりました。
なので繰り返し行うということは大切ですね。
時に絶望しそうな自分の能力ですが、繰り返し行うことで成長があり身についていくとう事実がある。
すごく救われませんか?
特別、苦痛で苦痛で仕方ない分野であればやめても仕方ないと思いますが、そうでもなく大変なだけの分野については繰り返し続けてみてもいいのではないかと思います。
さらに、その続けているのものが
『自分にとって有益な一手』
と成り得るものと信じれるものであればなおさらです。
現状を続けていても、現状のまま。
当たり前ですよね。
先日、偶然に中学校時代の後輩に会いました。
発注した会社の応援として偶然呼ばれ来たとのことでした。
後輩は大学を中退後、職人として内装業に携わり数年修行した後、独立をしたそうです。
独立してからは10年以上たつそうですが仕事は順調にあるそうです。
(ぼくは工場階段のフロアタイル施工を発注していました)
その彼はこう言っていました。
「フロアタイルなんて誰でも貼れるよ、技術なんてなんにもない。それよりも仕事があるかどうかが問題や」
と。
ぼくはその言葉を聞いて違和感がずっとありました。
確かに仕事がなければ話になりませんが、それでも技術があるから仕事ができるのではと思っていました。
今回のこのインターン生指導を経て、そのもやっとした違和感が解消できた気がします。
やはり彼には技術があるのです。
彼は日頃、繰り返し仕事をしながら気づかぬ内にどんどん技術を磨いていった。
だから今の仕事が当たり前にできている。
しかし、ぼくには彼の仕事が特別に見える。
そして今回携わったインターン生にはぼくたちの仕事が特別に見えた事でしょう。
やはり繰り返し行うことは必要なのだと確信しました。
日頃、当たり前として生活していることも、一般的には特別な技術なのだとこのインターン生と後輩の作業を見て感じました。
仕事でもまだまだ特別なものが沢山あります。
その特別を繰り返し行う事で当たり前にしていきたいです。
そして当ブログ。
ぼくにとっては『有益な一手』であると認識しているのでまだまだ繰り返しを継続し当たり前にしていきたいと考えてます。
最後までお読み頂きありがとうございました。