あの頃が良かったと思うような過去の振り返りはしたくない。
言葉にもしたく無いとは思っていても、ふと思いに耽ると出てしまう。
思い切って出してみる。
最初の過去は空手をしていた学生時代だ。
自信に満ち溢れ何でも出来ると本当に思っていた。
自分の意志を貫くことの出来る自分であった。
二つ目は伊藤忠時代だ。
最初こそ何だこのクソ会社とか思っていたが、だんだん楽しくなり売り上げを上げる事、その事でお客様に頼りにされている実感を沢山味わえた。
そして、卸への異動。
親会社からの出向で成り立つ部署という位置付けが当時の流れだったので、抜擢という言葉で表現したいと思う。
そこでも子会社の中で経験できない事や、情報を得られ、今思えば優越感のある立場だった。
三つ目は木戸設備時代だ。
ここに関しては生き方を仕事として本当にシフトしなければやっていけない場所であった。
休みはおそらく70日未満、残業で日をまたいだことは何度もある。そのメンバーには70オーバーの人もいた。
そんな職場だったが、一流の技術がそこにあった。
大袈裟だが、魔法のように配管を作り上げていく。
そんな人達と仕事をしていてやはり面白い事が沢山あった。
ここでの結論は続ける事を自らの意思で辞めた、である。
この選択で正しかったといつも自分に言い聞かせて歩んでいるが、ふとした時に思う事だ。
過去は変えられない、未来に向かうしか幸せは得られないとは分かっているが、このような物思いをしてしまう時々である。