〈先輩に助けられた話〉
ぼくの勤務先では緊急出動当番体制をとっている。
今日はその当番日で大概は何事もなく朝を迎えるのだが、今日は違った。
「水が漏れて営業ができない!」
とかかってきた。
行ってみると、手に負えるレベルではなかった。
こちらに落ち度はない。
が、
会社としてはお店にも世話になってるし、そのテナントオーナーにも大変世話になっているのでなんとかしたいと思った。
ただ、改善するにはぼくのキャパが足りない。
先輩に頼るしかなかったが、時間的にはギリギリ帰るかどうかの時だった。
電話をすると嫌とは言わずに来てくれた。しかも2人で。
そこでぼくは何とかなったと安心した、実は。
結局、21時過ぎまでかけて営業できるまで復帰でき、一安心出来た。
この対応はぼくが逆の立場だったらやるだろうか。
多分やるとは思うが
あんな形で頼りになる背中を見せられるだろうか。
感謝してもらえるだろうか。
能力と技術を受け継ぎ、そしてこの
「感謝」
を引き継いでいきたい。