『皆さんにとって理想の食事とはどんなものですか?』
おそらく今殆どの人は食べ物のジャンルについてはランクにこだわらなければほぼ何でも食べられるのではないかと思います。
焼肉、ステーキ、寿司。
和食、中華、フランス料理。
と様々な種類とジャンルがあります。
こんな種類やジャンルのものを様々食してきましたし、数万円もする料理なども食べた事があります。
確かに美味しいんです。
でも何か違う。違うんです。
その何かとは何か?
具体的にわかっているので挙げます。
【食べる必要があるから食する】
これに勝るものは無いと思います。
わざわざカッコ付きの太文字で何当たり前の事言っちゃってんの?
と思われそうなのでちゃんと説明しますね。
まずこのように考えたのは中学時代と高校時代の経験からです。
当時、スキー部に所属しておりまして練習は非常にハードでした。
そんな練習をする為には「沢山食べる」事が必要でよく沢山食べろと言われていました。
ぼくは小柄な体格であったので身体を大きくする為にも食べる必要があったんですね。
でも、元々食べる量は少なめでそこまで食べられなかったんです。
自宅に帰れば食事についてうるさく言われることもなく沢山食べる事は特に重要視もしていませんでした。
しかし、合宿に行った際に食事にも練習という形でノルマがかかりました。
「1人ご飯3杯食べる迄終わらないからな」
今でも忘れません。冷や汗どころか脂汗まで出てきたのを覚えております。
その3杯も並盛りとかではなく、特盛。ぎゅうぎゅうに押し込められたご飯。
おまけに言われた言葉は
「喉いっぱいまで食え」
死んでしまう…と本当に思いました…。
無理と言ってもスパルタ教師。
許してもらえません。
今の時代ではパワハラ教師、体罰と言ったような問題が起こりそうな話ですが当時はそんなことはありません。ガンガン殴られましたし。
頑張って食べるのですが、一向に減らないご飯。
表現ではなくガチで泣きました。
おまけに部員の人達はそのノルマを達成し僕だけが居残り飯となっていたことを思い出します。
そして覚えているのは食事を終えて部屋に戻るとみんなお菓子を食べています。
うそでしょ。あれだけ食べてお菓子!
もう本当にビビりました。
それからは沢山食べろという意味はこういう事なんだなと思い、出来るだけ食べるようになりました。
(努力虚しく大きくはなれませんでした)
そして沢山食べる事への喜びを覚えていきました。
食べる事で成長できると思えたし食べた分だけ成長していく。
と思えれば喜んで食べる事が出来ました!
はい、ここで昔話は終わりで本題に戻っていきます。
この経験に基づいて食に対する考え方が構成されました。
食することの意味というのは沢山ありますが
ぼくにとっては
美味しさでも
豪華さでも
楽しさでも
なく
【食することが力になる!】
が結論になります。
昔味わった食事に対する地獄のような体験がこのような思いに変化するなんて思いもよりませんでした。
今は食べたら食べた分だけ太る…
そしてその後は後悔し対処法を考えなきゃいけない…
このように、何を食べてもつきまとうジレンマがある限りぼくの結論は覆らないと思います。
食べる事への意味を最大限に引き出せるのは
【食することで力になる!】
もう一度言いました。
おわり