石川県での都市ガス事業を展開している企業は2つあります。
1つは「小松ガス」
そしてもう1つは今回の記事となる「金沢市企業局」です。
各企業とも名前の通りその都市にエネルギーを収めている会社ですが、規模的にはおそらく大都市圏に住まわれている方がイメージする都市ガス会社とは全く違うミニマムな会社です。
圧倒的に人口が違いますね。
小松ガスエリアは「10万人」
金沢市企業局エリアは「40万人」
程度でその一部が顧客なので、顧客数も少ないですよね。
※ちなみに東京ガスの供給世帯は約1100万世帯(2013年データ)
ここからは金沢市企業局に限った話となっていきますが、金沢市企業局は水道事業も行っており、この部分に関しては全世帯が顧客という形になっています。
新聞記事の内容から始めて知りましたが電力事業も行っていたのは初耳です。
とはいえ、ここ石川県金沢市は最近になって少しずつ人口増加も見られますが衰退の一途を辿っているのではないでしょうか。
ガス部門については「オール電化」住宅の普及が全国でもトップクラスとの見解も出ており相当苦戦しているでしょう。
それに加え設備配管の老朽化により修繕費の増加も相まって経営難であると予想されます。
金沢市運営のの企業局が民間の手に渡るとどういう事が起こるのか。少し不安な部分がありますね。
おそらく、料金の値上げ等は行わていくのではないかと思われます。
実は以前勤めていた企業で「金沢市企業局の買収案」が水面下で行われていたことを知りました。
ただ結論的には買収メリットを見出せないとのことで流れたと上層部の方から聞きました。
今回の新聞記事を見た時にこのエピソードを思い出し記事にしたくなったわけです。
企業局が扱う商材はど真ん中でインフラ関係の商材ばかりです。
ライフラインであるこの商材に支障がきたすと市民の生活自体にも多大な影響を受ける事は間違いありません。
今回の結論としてはぼくは
「民間譲渡にはしない方がよい」
と思います。
理由としては
・民間運営となれば収益重視となり、料金の増加が懸念される。
・老朽化設備の更新にお金がかかり安全対策が疎かになる。
といった形であまりよろしくないのではと感じました。
あくまで一意見として今回の記事を書かせてもらいました。
☆☆☆☆こちらの関連記事も一緒にご覧ください♪☆☆☆☆