今回も仕事の中で起こったエピソードを話していこうと思います。
先日、料金滞納者と久しぶりに揉めたのでそのエピソードを話していきますね。
皆さんは『悪質な料金滞納者』ってどんな人たちのことを思い浮かべますか?
もちろん、請求する商品やサービスによって全く異なるでしょうから一概に言えないでしょうけど。
- 高圧的な態度で危害を加えられそうな人たち(ヤクザまがいやチンピラ)
- 回収の為電話をしても無視、当然訪問しても居留守、挙句の果てに夜逃げ。
- 心情に訴えかけ支払期限の延長を求めてくる
今回のケースは
「心情に訴えかけ支払期限の延長を求めてくる」
です。
正直、厄介です。
それではいってみましょう!
さまざま料金滞納者 地味に厄介な心情派
まず話を始める前に何についての料金滞納かを示しておきますね。
LPガス料金についての話です。
ぼくの本業となります。
料金を滞納する理由というのはさまざまあります。
- 金銭管理ができず、目先の商品やサービスに使ってしまう
- 支払いの優先事項が低く後回しになる
- 自動決済になっておらず、支払いに行くのが面倒
- 単純に収入が乏しく支払いができない
今回の登場人物に該当するものとしては
2番と4番にあたります。
登場人物は年金暮らしで1人暮らしで細々と暮らしているおばあさんです。
ぼくはおばあさんにかなりきつい口調で催促をしたという話になります。
ここだけを聞くとぼくは「鬼のような人」に写ると思います。
通常、ガスの支払いというのは普通定期的に発生します。
料理をしたりお風呂に入ったりしますもんね。
生活必需品であることに間違いないです。
だから簡単には供給停止できません。
ですが、社内ルールでは2ヶ月の支払いがなかった場合止めることになっています。
理由としては2ヶ月以上の遅延は支払い優先事項の低下と夜逃げのリスクが高くなるからです。
しかし、例外があります。
そう、高齢者です。
収入面は年金しかありませし、おそらく貯蓄もないでしょう。
働くといっても歩くこともおぼつかない状態なので無理だと思います。
さあ、どうするか・・
となるわけです。
おまけに前任者からの引継ぎで滞納額は膨らみ切った状態です。
対策としては少しずつ多めの金額を年金支給日に合わせ回収する方法でした。
この方法でしか無理なく減らすことはできないと判断しました。
会話を再現します。
ぼく
「〇〇さん、集金に来ましたよ」
おばあさん
「実は今月・・祭りがあってお金をたくさん使ったんよ。だから支払いを1ヶ月先延ばしにしてくれない?」
ぼく
「それは無理です。いいですか〇〇さん。これを繰り返してここまでお金が溜ってるんですよ。これ以上の譲歩はできません。娘さんに相談させて下さい。」
おばあさん
「娘に言われるのは困る。親の迷惑を子供に向けるわけにはいかない。」
ぼく
「では、ぼくたちはどうなります?通常2ヶ月の期限を1年近く伸ばしているんですよ?」
おばあさん
「何も払わないと言ってないでしょ?来月に一緒に支払うって。」
ぼく
「来月に収入源があるのならいいですよ。ありますか?」
おばあさん
「ないけど、どうしようもないもの」
この後、堂々巡りのやり取りが30分以上続きました・・
おばあさんの言い分
要点
- お祭りで娘や孫が訪ねてきてくれているのでもてなしたい
- もてなしでお金がなくなったから生活費がない、だから来月まで待って欲しい
- 娘にはなんとしても迷惑をかけたくない
- 来月に支払うと言っているからいいじゃない
ぼくの言い分
記事をぼくが書いているので当然有利に書きますがそれでも間違っていないと思う
要点
- お祭りごとは決まった出来事、想定内の支出だから言い訳にはならない。
- もてなしを優先したい気持ちはわかる。でも約束を破るのはいかがなものか。
- 多大な譲歩をしているにも関わらず優先事項が下位には憤慨である。
- 娘へ迷惑をかけたくないのは分かるが、こちらは非常に迷惑である。
- 支払い約束しているつもりだろうが信用できません。
双方、言い分はありますが譲歩できる幅が少ないので強引に回収するような形になってしまいます。
わが社は民間企業ですので。
まとめようがありませんがまとめ
なんとも取り留めのない記事になってしまいました。
思い出しながらどんどん当時の気持ちに戻ってしまい、イライラしてきました。
最近怒る事が少なくなりましたが、今回はかなり声を荒げてしまいました。
今後こちらのおばあさんには
優先事項を上げてもらわなければいけないと思っています。
何でもかんでも優しく対応する事はよくない!
ぼくはそのように思います。
おそらくたくさんの業界が高齢者問題に悩まされる場面がでてくると思います。
今回のケースはまだ家族がおられるので相談をする相手がいるのでまだマシでしょう。
本当に深刻な問題となるのは身寄りがない独居老人でしょう。
今後の判断を明確に設定させることが必要な時代がくるかもしれません。
人情をとるか
ビジネスをとるか
高齢化社会は既に始まっていますが、これからもっと加速することは確定しています。
今回のケース以上に考えさせられる場面は増えるでしょうね。
今回は負の感情丸出しの取り留めのない記事になってしまいすいません。
最後までお読み頂きありがとうございました。