頻繁に出してます「倫理の会」会員さんの話です。
様々な人がおられますが今回は
「元お坊さんのお話。」
元お坊さんのことをOさんと呼びます。
実家がお寺だったという事もあり修行に他のお寺へ3年間行かれていたそうです。
結果的にお寺には何かの理由(聞きましたが忘れました…)で継ぐことはなく普通に会社員として生活しておられます。
家族は奥さんと1人娘(小学中学年)の3人で暮らしています。
普段はプライベートな時間が一切なく帰宅したら娘の勉強や家事を行う毎日なのだそうです。
「でも今が1番幸せなんです!」
と言い切っておられました。
(ぼくにすると自分1人の時間は重要なのですごいなと感じます。)
そして話は続きます。
なぜかというとお寺での修行の日々がとても辛かった事にあります。
修行内容も相当なものがあったのだと想像しますがここのでの話では
娘と離れ離れになる瞬間が最も辛かったと話されていました。
数か月に1度だけ会えたそうですが、その別れの瞬間。
離れたくないと泣きじゃくったそうです。
同じ年頃の娘がいるぼくとしては痛いほどその別れの瞬間が想像でき
心を打たれました。
もし、自分だったらどうなんだろう。
とても耐えられそうにありません。
では、自分は毎日しっかりと家族と向き合えているのかというと全然です。
必ず毎日一緒に居られるという事に甘んじて自分の好きな事をして娘と妻の
話をうわの空で聞き、流す。
こんな事ではだめだなとOさんの話を聞き感じました。
Oさんの話に戻りますが
修行という経験があったからこそ自分の時間がなくてもとても幸せに過ごせて
います。
と話されていました。
いつも当たり前にあるというささやかな幸せを感じる事をしようとしないぼくは
反省しなければいけなと感じました。
感動的なスピーチだったので自分の心境と共に記事にさせてもらいました。
おわり